野菜や果物でがん予防

野菜や果物の摂取量が多い男性は、食道がんになるリスクが低いとの疫学調査結果が厚生労働省の研究班から発表になりました。
がんの発生に食生活が密接に関わっていることは、かねてから指摘されていますが、今回の調査でもがんとの関係が裏付けられました。
それによると、野菜や果物の合計摂取量を推定して3グループに分けると、摂取量の「高」グループは「低」グループに比べリスクがほぼ半減しました。摂取量が1日あたり100グラム増えるとリスクは10%も低下しました。

食道がんは男性に多く、飲酒や喫煙との関連が強いのが特徴で、アルコールも飲まず、タバコも吸わない人が食道がんになることは稀です。
飲酒と喫煙が重なるとさらにリスクが高くなります。こうした飲酒や喫煙の習慣があっても、野菜や果物を摂ることで食道がん予防効果が見られました。

緑茶でがん予防

緑茶には口の中をさっぱりさせて虫歯予防、口臭予防に役立つことは知れれていますが、実は私たちの健康にとって様々な健康効果が認められています。
緑茶に含まれる代表的な栄養は「カテキン」です。緑茶独特の渋みのもとになっているものです。
カテキンはお茶にしか含まれていない成分であると同時に、お茶に含まれている成分のなかで一番含有量が高く、緑茶の8~15%程度を占めています。
カテキンは活性酸素や悪玉コレステロールを除去し、血管を修復する働きがあります。また、糖の吸収を遅らせ、血糖値の急上昇を防ぐ効果もあります。ですから、緑茶は生活習慣病を予防する効果があるといえるのです。
また、厚生労働省の研究では緑茶を1日に5杯以上飲む人は胃がんの発生率が少ない事が明らかにされていますし、「日本がん学会」でも緑茶を飲むとがんの発生率が減少すると発表しています。

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