ドライマウス
最近、若い女性を中心にドライマウスの人が増えているそうなんです。
唾液の分泌が減ると、口の中がネバネバする、食物を食べにくくなるといった症状が出てきます。こうした状態をドライマウス=口腔(こうくう)乾燥症といいます。
「舌が痛い」「口の中がネバネバする」などの不快な症状を伴うだけでなく、慢性化すると会話や食事などの日常生活にも支障をきたすケースも少なくありません。
唾液は、正常な人は1日に1?~1.5?も分泌されます。唾液には糖分などを分解するアミラーゼなどの分解酵素が含まれていることはよく知られていますが、そのほかに唾液には歯の汚れの除去や粘膜の傷の修復、歯の補強、抗菌作用や免疫強化のほか、ウイルスを直接攻撃してくれる免疫細胞を増やす作用もあります。
冷え症
現代の深刻な冷え症は、寒い季節より冷房による影響で起こることが多いのです。
たかが冷え症と思って甘く見て放置していると、自律神経が麻痺し温暖な季節でも冷えが抜けきらないようになってしまうこともあります。そして、冷えは様々な体の障害を引き起こしてしまうのです。
なかなか逃れられない体の冷えですが、冷えをため込まないようにするにはどのようにしたらいいのでしょうか。 その日の冷えはその日に解消することが大切です。
入浴はシャワーで済ませないで、ゆっくりと温めのお湯につかりましょう。疲れや緊張感がほぐれ、ストレス解消、よい眠りにもつながります。
たまには温泉施設などに行ってジャグジーなどに浸かるのもいいですね。
朝夕の涼しい時間帯には、30分程度のウォーキングをして心地よい汗をかく事も体の代謝を促し、血液循環を良くするためには有効です。
よく噛むこと
よく噛むことは、単に食べものを体に取り入れるためだけでなく、全身を活性化させるのに大変重要な働きをしているのです。
よく噛むと、脳にある中枢が働いて満腹を感じます。よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ることになります。よく噛むことはダイエットの基本ともいえます。
よく噛むことは身体の健康保持に役立つだけでなく、脳を活性化させる効果もあります。
細かい手作業は、認知症防止に役立つといわれていますが、指の運動より噛むことの方が脳細胞の働きが活発化し、脳を活性化させます。あごを開けたり閉じたりすることで脳に酸素と栄養が送られ、脳の働きがよくなるのです。
ガムを噛むことで、学生のテスト成績が向上したという実験結果や、幼稚園児のの知能指数と咀嚼の仕方に相関関係があったという報告もあります。
朝食の大切さ
人間は食事を体内で糖分に変え、それをエネルギー源にして活動しています。朝食を抜くと、午前中の活動に必要な糖分が入ってきません。
エネルギー不足に体が慣らされると、体温が上がらず、じっとしている状態でもエネルギーを消費する基礎代謝が下がります。
基礎代謝が下がると摂取した糖分が分解されにくく、肥満になりやすくなり、糖尿病や高血圧などの危険性も高まることになります。
朝食抜きは、生活習慣病になりやすい体を自ら作っているようなものです。朝食には脳をすっきり目覚めさせる役割もあります。
エネルギー源となるブドウ糖は脳に蓄えておくことが出来ず、欠食だと低血糖のぼーっとした状態が続くことになります。
常に血液中からブドウ糖を補給してもらわないと脳は働きません。朝起きたときは、脳はエネルギー不足に陥っていますから、何も食べずに会社や学校に行けば、脳が働かないのも無理はありません。