オレキシン

食事を味わいながら、おいしく、規則正しくとることで、脳の中のホルモン「オレキシン」を放出するオレキシン神経が活性化、筋肉の代謝を促進して、血糖の上昇が抑えられることが分かりました。
オレキシンは脳の視床下部と呼ばれる部分で作用する食欲や、睡眠、体内のリズムなどに関わるホルモンで、1998年に発見されたそうです。
食欲を刺激して食欲を促したり、抑制する働きもコントロールしています。オレキシンは血糖値が下がってくると活性化し、食欲を促します。また、食事が進むと満腹感が刺激され食欲を抑制します。
オレキシンが増えると食欲が増大し、減ると食欲が抑えられるということになります。
「決まった時間に食事をし、よく噛んで食べることが健康に良い」とされていますが、こうした食習慣がオレキシン神経と筋肉での糖代謝の活性化を促し、その結果として中性脂肪が脂肪細胞に過剰にた貯められるのを防ぎ、肥満防止につながるようです。

カロテノイド

野菜の機能性成分では、抗酸化ビタミン、カリウム、繊維なども重要ですが、がん予防の観点から、「カロテノイド」が注目されています。
野菜や果物に含まれている色素「カロテノイド」は強力な抗酸化作用を有し、余剰な活性酸素を抑えるので血管に対する健康効果があるとされています。
カロテノイドは果物や野菜などに多く含まれている天然の色素でβーカロテンがよく知られていますが、緑黄色野菜に多く含まれる各種カロテノイドに、βーカロテンにまさるがん予防効果が期待できることがわかってきました。
自然界には600種以上のカロテノイドが知られ、私たちが日常摂取している野菜や果物にも40~50種類のカロテノイドが含まれています。このうち10種類以上が吸収され、血液中や細胞膜なで重要な生理機能を担います。

アディポネクチン

最近の研究で、メタボリックシンドロームと密接に関連しているタンパク物質「アディポネクチン」が発見されました。
アディポは「脂肪」、ネクチンは「くっつく・接着」という意味です。
脂肪細胞から出てくる善玉物質で、血液中を流れて全身をめぐり、血管が傷ついている部分をすばやく修復してくれる働きがあります。
高血圧、高血糖、高脂血症に働きかけ、メタボリックシンドロームを予防改善してくれるだけでなく、抗老化にも有効なものとして注目されています。
この善玉アディポネクチンは、標準的な体格の人の血液中には多く存在しています。しかし、肥満になると分泌量は低下してしまいます。
同じ肥満でも皮下脂肪ではなく、内臓脂肪がたまると分泌量が減少してしまいますから、一見痩せて見える人でも、内臓脂肪が多い場合がありますので注意が必要です。

二日酔いについて

適量のお酒がからだにいいと解っていても、宴席などではついついお酒を飲んでしまいがちです。
翌朝、起きたら二日酔いなんてことは誰でも経験したことがあると思います。
二日酔いとは、お酒の飲みすぎなどで、翌日になっても頭痛、吐き気、めまい食欲不振、不快感などが残る症状です。
二日酔いを引き起こすのは肝臓がアルコールを分解するときに出るアセトアルデヒドという有害物質です。
大量にお酒を飲んでアセトアルデヒドが多く分泌され、体内に残ると二日酔いの症状となって表れます。
空腹時にアルコールを飲むと、体がアルコールを吸収しやすくなりますから、飲む前に牛乳やパンなどで軽く腹ごしらえしておくのも予防になります。
特に豆腐、豆乳、煮豆、納豆などの良質なたんぱく質をとっておくと、酵素の働きが良くなってアルコールを分解しやすくなります。

カロテノイドの健康効果について1

野菜や果物に含まれている色素「カロテノイド」は強力な抗酸化作用を有し、余剰な活性酸素を抑えるので血管に対する健康効果があるとされています。
カロテノイドは果物や野菜などに多く含まれている天然の色素でβーカロテンがよく知られていますが、緑黄色野菜に多く含まれる各種カロテノイドに、βーカロテンにまさるがん予防効果が期待できることがわかってきました。
自然界には600種以上のカロテノイドが知られ、私たちが日常摂取している野菜や果物にも40~50種類のカロテノイドが含まれています。
このうち10種類以上が吸収され、血液中や細胞膜なで重要な生理機能を担います。

カロテノイドの健康効果について2

炎症が起きているとき、紫外線を浴びた時、激しいスポーツの後などは体内に多量な活性酸素が発生します。
排気ガスや煙草などにも活性酸素が含まれ、これらが細胞の遺伝子や膜を傷つけ、発がんを促してしまいます。
ビタミンC・Eは活性酸素を消去して発がんを抑える抗酸化ビタミンですが、カロテノイドも抗酸化ビタミンと協調して、作用を高めあいます。
αーカロテンには肺がん、肝がんなどの発がん実験でβーカロテンをしのぐ抑制効果が認められています。
他のカロテノイドについても、肝がん、大腸がん、肺がん、皮膚がん、乳がんなどの抑制効果が示され、単一のカロテノイドよりも、数種類のカロテノイドを組み合わせたほうがより高いがん抑制効果を発揮することが明らかにされています。
がん予防の救世主ともいえるカロテノイドですが、サプリメントからも摂取出来るのですが、健康食品から摂った場合には、逆に心血管疾患などの発症が増えるという研究結果も発表されています。

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