サプリメントについて
現代の生活で不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維などを効率的に補給するのに、サプリメントを摂取することは有効です。
サプリメントとは、英語で「補給」という意味です。「栄養補助食品」「健康補助食品」などとも呼ばれます。
サプリメントはあくまで食品ですから、薬のように用法や用量は定められていません。
しかし摂りすぎると過剰症を引き起こすもの、薬と併用すると副作用がでることもあるものなどがありますから、利用する前に各栄養素の働きや必要量などを知ることが大切です。
一言でサプリメントといっても、食品から抽出した天然成分のものもあれば、化学合成されたものもあったり、複合型や総合型では配合されている栄養素の種類や量が製品によって違っていることもありますので、成分表示をよく確認してから利用したいものです。また最適な摂取量を確認して、摂り過ぎに注意する必要があります。
サプリメントと栄養素
サプリメントは栄養素の特性を理解したうえで上手に利用したいものです。
最近では、様々な種類のサプリメントを組み合わせて飲んでいれば、野菜や果物を取る必要がないと勘違いしている方、サプリメントを食事代わりにしている方までいるようですが、それは大きな間違いです。例えば、マルチビタミンのサプリメントをとっても、入っているのはせいぜい十数種類のビタミン類だけです。
ところが人間に必要な栄養素は45~50種類で、これだけのものを補えるサプリメントはありません。
また、本当に45~50種類で大丈夫なのかも定かではありません。
サプリメントはあくまでサプリメント(補助)であって、食事の足りないところを補うものであり、食事の代わりにはなりえないのです。
また、サプリメントを利用する際には、添加物の割合が多く肝心な栄養素があまり入っていないものもあるようですから、科学的効果の証明されたもの、信頼できるメーカーのものを選ぶよう気を付けたいものです。
入浴の効果1
健康のため、毎日の入浴は欠かせません。仕事や家庭・環境など現代は様々なストレスに悩まされています。
温かいお湯につかってリラックスする入浴は、私たちの1日の疲れを癒してくれるひと時です。
では、なぜ入浴で元気になるのでしょうか。入浴で得られる疲労回復効果は、大まかに3つあります。温熱効果で体のすみずみまで血行をよくし、疲労物質を体の外に排出します。
疲労回復は疲労物質「乳酸」が排出されるための効果です。新陳代謝も活発になりますし、体が温まることでリラックスしストレス解消にもつながります。
温泉には通常の入浴効果のほかに心理的な効果があります。
特に日常生活を離れて環境に恵まれた温泉地に行くことにより、五感に刺激を受けると脳内のホルモンを調節する内分泌系や呼吸、消化といった生命維持活動を司る自律神経の中枢のスイッチが入ります。
そこで、ストレスを解消し、精神疲労や病気に効果を発揮するわけです。
入浴の効果2
お湯につかっていると、水圧が全身を圧迫します。この水圧により内臓が刺激され、内臓運動となります。つまり、天然のマッサージになるわけです。
水圧は血液やリンパ液の流れをよくし、立ち仕事などで疲れた脚のむくみを解消してくれます。
また、内臓のはたらきの活発により、便秘解消にも役立ちます。
ただし、水圧は心臓も圧迫しますから、心臓の弱い方やお年よりはつかる時間を短くしたり、胸までつかる半身浴がおすすめです。
体についた汗や汚れは毛穴や汗腺をふさいで、皮膚が呼吸しにくくなります。皮膚を刺激したり、悪臭の原因にもなります。
お湯につかることにより毛穴が開いて皮脂の分泌が盛んになり古くなった角質が落ちやすくなります。体に負担をかけていた汚れや雑菌を落としてくれます。さっぱり効果とでもいえるでしょう。