人間ドック+脳ドック

全身チェックの基本はやはり、血液検査、尿検査などの生化学的検査です。
特に脂質異常症(高脂血症)、糖尿病の二大生活習慣病の早期発見には血液検査と尿検査を欠かすことはできません。
以前は検査や結果がでるまでにに長く時間がかかっていましたが、今では検査結果が出るまでの所用時間が短い検査クリニックも出てきました。
血液や尿の検体分析は、外注すると検査結果が出るまで1~2週間かかりますが、その時間を短縮するため、施設内に臨床検査室を持っており、臨床検査技師が検査後すぐに検査分析を行えます。
ほかの検査を受けているうちに結果が出るので、検査終了時に数値を参照しながら医師の説明を受けることができる仕組みです。
できたてほやほやの検査結果が目の前にあるのですから、下手な言い訳はできませんから、しっかり先生の説明をうけて、生活習慣病のリスクをチェックできるのです。

人間ドック+脳ドックの組み合わせでは「スクリーニングに徹して手軽に早くチェックしたい人」「胃腸の調子が気になる人」「生活習慣病を重点的にチェックしたい人」におすすめです。
大腸がん、循環器疾患、まれながんの早期発見には不向きですが、高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、胃がん・食道がん・肺がん・脳動脈瘤・微小脳梗塞・頸動脈狭窄の早期発見などさまざまな病気を予防できます。

PET+CT

この組み合わせは「がんの家族歴がある人」「喫煙者、または喫煙歴がある人」「がんを広く重点的に探したい人」向けです。
肺がん・大腸がん・甲状腺がん/甲状腺炎症・子宮がん/前立腺がん・アルツハイマー病変の早期発見を得意としています。
MRIやCTが組織の形態、つまり病変の形や位置を観察するのに対し、PETは組織の生理的な機能、つまり代謝や血流を観察する方法です。
検査時に投与するブドウ糖に似た薬剤(FDG)が集まる密度によって、ある組織が「病変(悪性)」であるのか「病変(良性)」なのかの判断や、がんの場合は進行度や悪性度も診断できます。
また、全身をチェックするには部位ごとに複数回の撮影が必要であるMRIやCTとは異なり、PETは一度の検査で全身のがん細胞をチェックできることが特長です。

MRI+CT

全身の動脈硬化と心臓、脳疾患の早期発見ならMRIとCT検査にしましょう。
脳動脈瘤、微小出血の早期発見、心臓血管の動脈硬化、血管づまり・肺がん・胆、膵、肝がん・消化器(胃、食道、小腸、大腸)がんの早期発見が期待できます。
働き盛りの方が突然なくなってしまう原因となる病気が発見できるかも知れません。
法定健診や人間ドックにプラスする検診として、精密な画像診断による全身チェックは魅力があります。
全身を調べながらも、4時間という短時間で終わるコースを用意しているクリニックも増えました。
がんと並ぶ3大死因である脳卒中や心筋梗塞を未然に防ぐ脳MRIと冠動脈CTの組み合わせが働き盛りの突然死や高齢者の寝たきり要因のトップは、がんではなく、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患の早期発見することで、重大な疾患の予防につながるでしょう。

腸内改善

人間の腸には、腸内細菌と呼ばれる100種100兆個の菌が棲んでいて、重さにすると1kgもあります。そして便の半分はこれら腸内細菌の死骸なのです。
これら腸内細菌は、「善玉菌」と「悪玉菌」と「日和見菌」と3つのグループが存在しています。健康な人は、このグループが善玉菌優勢で、常に一定の数のバランスで保たれています。逆に、このバランスが崩れる事が体調の変化やさまざま症状の引き金になっているのです。
このバランスが崩れ、善玉菌が減少し、悪玉菌が増殖すると体調がくずれ、便秘、肌荒れ、下痢、肩こり、高血圧、アレルギー疾患、免疫異常、老化などをきたすといわれています。

今現在腸内で頑張ってくれている善玉菌にエサを送って活性化してもらう結果、善玉菌が増え、強く元気になるという腸内改善メカニズムです。
体調不良やストレスなどで腸に元気がない、もともと善玉菌が少ないという方も、食物繊維や和食中心の食事をとることで少しずつ腸内環境を善玉菌優勢バランスへと変えていきましょう。

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