入浴と健康2
■適切な温度と入浴時間
皆さんは普段何度のお湯にはいって、どれくらいの時間お風呂に浸かってますか?
熱いお湯が好みの人は42~43℃くらいの温度、ぬるいお湯が好みの人は38℃~39℃くらいのお湯をはっているひとが多いですかね。
では私達にとって適温というのは何度かご存知でしょうか。
お湯の温度は40℃くらいが理想と言われています。これは体を温め、血行をよくするためには、体の内側の温度(深部体温)を0.5~1℃あげる必要があるからです。私たちの深部体温は37℃程度なので、それより少し高い40℃のお湯に浸かることで、深部体温をあげることができます。
お湯が熱すぎると心身を緊張させる交感神経が活性化してしまうため、実はリラックスすることはできません。心身のリラックスには副交感神経を活性化させることが重要で、それには熱すぎずぬるすぎない40℃がよいと考えられています。
では40℃くらいのお湯にはどれくらいの時間浸かるのがいいのでしょうか。
一般的にお湯に浸かる時間は10分程度が目安と言われております。
もっと長い入浴時間のほうがいいのではという意見もありますが、確かにリラックス効果は増しますが、長時間の入浴は肌のうるおいが必要以上に奪われてしまい、肌が乾燥してしまいます。入浴後はきちんと保湿することが大切になります。