素振り健康法

素振りというと、剣道の基本的な訓練のひとつです。また、野球やテニスにおいても、それぞれバットやラケットを使った素振りが基礎練習として行われます。
素振りはそれぞれの分野の技術向上を目的としたものですが、それだけでなく全身運動になるので、非常に健康法としても優れているのです。

まず、誰にでもできるという点がひとつ。そして、足と違ってなかなか重点的に鍛える機会のない腕や手を鍛えられるという点がひとつ。何より、やっていて楽しい運動であるという点がひとつ。こういった長所があるので、素振りという運動が健康法として認知されているのです。
素振りを行う場合、まず腕と手が重点的に鍛えられます。ただ、腕ばかりが疲れるようになると、今度は体全身を上手く使って振るように、体が自然になってきます。
そうなると、素振りとしての技術も向上しますが、何より全身運動となり、体に良い刺激を与えるのです。

ぶらさがり健康法

1980年代に一気に広まったこの健康法、一大ブームとも言える規模に発展し、多くの家庭に鉄棒のような健康器具が置かれていました。
このぶらさがり健康法、効果がないものなのかというと、そういう事はありません。
ブームが去ったというだけで、両手を使って何かにぶらさがるという行為は、健康法として確実に成立しています。それは、実際にやってみればわかるでしょう。
現代社会において、人間が特に疲れを溜める部分は、肩、背中、腰です。
パソコンが普及した事で、座った体勢で一日の大半を過ごすようになった今、この部分には非常に負荷がかかり、多くの人がその痛みで悩んでいます。
ぶらさがりという行為は、この肩、背中、腰をほぐし、また歪んだ背骨を矯正し、必要な筋力を増強する働きがあります。
肩と背中と腰に同時に刺激を与えるこのぶらさがりという行為は、むしろ現代社会の方が効果が高いのかもしれません。

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