健康心理学
健康心理学は、心理学の応用分野、応用心理学の1つです。アメリカでは、1980年に心理学会の一部門として健康心理学会が誕生、日本では、1980年代後半からこの方面の総合的な 共同研究の機運が高まってきました。
健康心理学で言う健康は、WHO(世界保健機関)の定義にもあるように多面的であり、精神的なものはもとより、 身体的、社会的側面を含むものです。
主として精神的健康(メンタルヘルス)に焦点を当てる臨床心理学とは、この点において相違があり、 むしろ医療行動科学と呼ばれる分野に近いです。
ストレスやライフスタイル、様々な生活習慣と疾病、生活習慣病や心と体のバランスを含めた幅の広い健康とそれを取り巻く諸問題に、 心理学、疫学、生物学、行動科学、看護学、教育学などから学際的にアプローチしていこうとするものであります。
健康心理学で扱うものは、言語的、ならびに非言語コミュニケーション(アイコンタクト、声、身体的接触、ジェスチャーなど)、 誤解と偏見の仕組みとその解消、また特に大きなテーマになっているのが、ストレスとそれへの対処(ストレス・コーピング)、 ライフサイクルの中での発達上の障害(発達障害)に関するもの、悲哀(グリーフ)とその克服、健康に影響を与えるさまざまな生活習慣、 嗜癖、ライフスタイルなどです。
身体検査
身体検査にもいろいろあるのはご存知でしょうか。
よく聞くのは「人間ドック」だと思いますが、そのほかにも、脳ドック、心臓ドック、レディースドック、婦人科検診、乳がん検診、子宮がん検診、PET検診、胃がん検診、大腸がん検診、肺がん検診などがありますね。
いくら体に気を使っていても、病気になってしまうことはありますので、定期的な検診を受けることは大切です。
中には、「どうせ時間とお金をかけるなら、しっかり全身をチェックしたい!でも、どんな検査を受けたらいいのか分からない」という方もおられるのではないでしょうか。
全身チェックの基本形、人間ドックに、日本人の三大疾患-脳、心臓、がん-に直結する病変を早期に発見するMRI、CT、PETによる全身チェックを付け足せば、全身をチェックできます。