健康を考える

近年火がついた健康ブームは、下火になるどころか、どんどん加熱しているように思えます。
そんな中、健康マニアと自負する人たちが登場しました。 健康マニアとは、健康になるためにかなり頑張っている人たちです。
健康になるために一に努力、二に我慢・・・。 それは、本当の意味で健康といえるのでしょうか?
健康のために必要以上に努力や我慢をしつづけることは、心身を健全に保つ上で本当にいいことなのでしょうか?
当サイトの考える健康とは、心も体も健全に健やかに、努力を強いるようなものではないと思っています。
とはいえ、心の赴くままにダラダラと過ごしていては体は不健康になっていきますよね。
そこで、心の健康を置いてきぼりにしない健康的な体造りは出来ないものかと、考えるようになりました。


お風呂は大事

毎日欠かさず入る「お風呂」を上手に利用して、健康な体を作ろう。現代人は、お風呂につからず、シャワーだけで済ましてしまいがちです。
でも、そこに問題があるのです。 健康体を目指す人にとってのお風呂の本当の目的とは、 湯船の中でゆっくりとリラックスし、体の疲れや心のストレスを癒して、 健全な心身を取り戻すことにあります。
よりリラックスするために、いい香りの入浴剤や湯船用の枕などバスグッズを使用するとよいでしょう。
また、湯船につかると、血行が良くなり、肩こり、頭痛、冷えなどの体の不調にも効果的です。
特に女性は、冷えからくる体の不調に悩まされていることが多いので、毎日ゆっくりとお風呂に入ることをお勧めします。

咬み合わせを直す

咬み合わせが悪いと、姿勢が悪くなっていき、体のバランスが崩れることがある、ということは今までにもいろいろな先生からも指摘されてきました。
しかし、口呼吸や片側噛みが、非常に体に悪影響をもたらす、といった考えは最近になってかなり注目されています。
矯正や咬合誘導で、歯列・咬合を治しても、寝癖(うつ伏せ寝や横寝)・噛み癖(片側ばかりで噛むくせ)・口呼吸といった悪い生活習慣が直らなければ、また内側の舌筋と外側の筋肉のバランスがうまくとれるようにトレーニングしていなければ、そのかたちは元のわるい状態に後戻りしていき、十分な効果は得られません。
それどころか年とともに、歯列は力のかかる方へ変形していき、若い頃よりその症状は進んで行きます。
本来よく噛めるように、また健康になるために矯正を行なっても、その行為が無駄になりかねないということになります。

食事のバランスを考える

毎日3食食事をとることは常識ではありますが、朝を食べない人はかなり多いはず。
理由としては、「朝は食べている時間がない」が圧倒的ですよね。 朝食べないことにより集中力が低下し、仕事や勉強が捗りません。
その結果、残業になってしまったり、成績が下がったり。 また、2食しか食事をしないことにより、体内リズムが崩れてしまいます。
これも体の不調の原因になります。 まずは、健康への第一歩として、毎日必ず3食食べる!を目標に頑張ってみましょう。そうすると、体調が少しつづ上向いてくるはずです。

では、3食しっかり食べる癖がついたら、食べるもののバランスを考えましょう。
忙しい社会人の一人暮らしの方が、ついつい外食ばかりになってしまうのは仕方がないことかもしれません。
疲れて帰ってからの自炊はつらい・・・だったら、外食の際に選ぶメニューを気をつけましょう。
ファーストフードばかり食べてしまう人は、セットメニューをポテトではなくサラダに。ラーメンばかり食べてしまう人は、たまには野菜炒めを。 いきなりベジタリアンになれとは言いません。
いつものお店で、いつもとは違う野菜のメニューを選べばいいのです。
そうすることを心がけていくうちに、野菜メニュー中心のお店へ、さらにはバランスを考えた自炊へとシフトしていけるのが理想です。

肥満とは

肥満とは体のなかで脂肪の占める割合(体脂肪率)が高い状態をいいます。成人男性なら体重の15~20%が脂肪であり、25%以上なら肥満、成人女性なら体脂肪率は20%~25%が正常で、30%以上なら肥満です。
しかし、簡単には体脂肪率は測定できませんので、簡便に身長と体重から計算する方法としてBMI(bodymassindex)があります。これは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったものです。
身長170cmで体重が65kgであれば、BMIは65÷(1.7)^2≒22.5となります。統計的にBMIが22.2であるときに最も死亡率が低くなるということで、日本肥満学会ではBMIが22となるような体重を標準体重にしています。つまり、先ほどの身長170cmの人の場合には、22×(1.7)^2=63.58kgが標準体重となります。
日本肥満学会ではBMIが25以上を肥満としました。また、肥満に伴い何らかの疾病を有する場合を肥満症としています。
しかし、これはあくまでも目安であり、人によってはBMIが25以下であっても体脂肪率が高い場合もあります。これをある研究者は「隠れ肥満」と呼んで、体脂肪量を減らしたほうが良いといっています。

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